ストレス発散方法がわからない、そんなときに効果的なのは眠ること!

仮眠のすすめ

ストレス社会という言葉があるように、多くの人が様々な原因でストレスを感じています。自分の力ではすぐに取り除けず常につきまとうものも多いため、どのようにストレス発散すればいいのだろうかと頭を悩ませるかもしれません。そんな中だれでも行えるストレス発散方法が「睡眠」です。どうして寝ることでストレスが解消できるのか、ストレスと睡眠について解説します。

そもそもストレスとはなにか

現代社会では必ずと言っていいほど直面する「ストレス」。このストレスとは具体的にどのような状態を指すのでしょうか。

刺激=ストレッサー

ストレスとはもともと物理学の用語で、外からの刺激に対して物が歪んだ状態を表しています。ゴムボールを手で上から押さえつけた状態を思い浮かべるとストレスという言葉の意味がわかりやすいでしょう。ゴムボールがつぶれることをストレス反応と言い、手で押さえつける力を外的刺激として「ストレッサー」と言います。

この用語を医学または心理学の分野で使ったものが、私たちが普段耳にする「ストレス」です。語源の通り、外的刺激であるストレッサーによって、人自身が圧力を受けることをストレスと表現しています。

良いストレスと悪いストレス

ストレスが悪いものになるかは、ストレッサーに対して身体と心がどのように反応するか次第です。人間は何も刺激や制限がないと生きる張りや目的がなくなってくるもの。目標に向かって努力したり失敗したときに「悔しい」と感じて対策を練ったりするためにはある程度のストレッサーが必要です。

ただしそれが過度な圧迫となり、体の防御反応のキャパシティを超え、心や身体に悪影響を及ぼすようになるとそれは悪いストレスと言えます。心と身体が限界だと感じているのにストレス発散ができないと、不安や抑うつ、倦怠感、頭痛、消化性潰瘍など心身ともに問題が生じるのです。

例えば「プロジェクトを成功させなければいけない」というストレッサーでも、それをバネにパフォーマンスを向上させる人もいれば、プレッシャーによって毎日胃が痛くなってしまう人もいるでしょう。このように同じストレッサーでも、受け取る側のコンディション次第で良いストレスになるか悪いストレスになるかが変わるのです。

ストレスの種類

人にストレスを与える要因であるストレッサーは様々です。ビジネスマンにとっては、仕事の評価、昇格、解雇などによる社会的ストレスや労働時間、睡眠不足、生活習慣、気候、通勤ラッシュなどの物理的、肉体的ストレスが多いかもしれません。

他にも周りの環境によるものや人間関係、家庭の問題などから生じる心理面のストレス、ひいては長時間のパソコン作業や公害物質、薬物、酸素欠乏など化学的ストレスなどもあります。どれが体にストレス反応を与えるかは、人それぞれです。

睡眠とストレスの関係

このように心身に悪影響を及ぼしかねないストレスは、実は睡眠と大きく関係しています。そこで睡眠とストレスの関係についてみてみましょう。

睡眠不足でホルモンと自律神経が乱れる

人は寝ている間にいろいろなホルモンを分泌し、体の構築や修復を行なっています。睡眠不足が続くと必要なホルモンが十分に分泌されず、脳の機能が低下して身体に不調が出るのです。この分泌されるホルモンの中には、ストレスと戦うための副腎皮質ホルモンも含まれます。また睡眠不足は自律神経を乱し、息切れ、倦怠感、動機、感情の不安定さなど心身へ影響を及ぼします。それがさらなるストレスへとつながることもあるでしょう。睡眠不足はストレスの悪影響を受けやすい状態の体にしてしまうのです。

交感神経と副交感神経

ここでストレスと自律神経の関係について詳しくみてみましょう。自律神経には交感神経と副交感神経があり、交感神経は日中行動できるよう身体を興奮させるため、副交感神経は夜間ぐっすりと寝て休息できるよう身体を落ち着かせるために働きます。夜になるにつれて副交感神経が活発になり、朝になると交感神経が優勢になることで質の良い睡眠がとれるという仕組みです。

この働きが乱れると、夜寝られなくなったり日中頭が働かなくなったりと身体に悪影響が出ます。睡眠不足がストレスをさらに悪化させることにもなるため、自律神経を整えて質の良い睡眠をとることはストレス解消に欠かせません。

ストレス解消に効果的な睡眠方法

ストレス発散し、ストレスに強い身体になるために、睡眠の質を向上させましょう。ストレス解消となるような睡眠のとり方のコツを紹介します。

寝る前に副交感神経を高める

寝る前は交感神経を刺激するカフェインやスマホやパソコンなど脳を刺激するものを避けます。また副交感神経を高めるにはリラックス状態を作ることが必須です。ゆっくり深呼吸して何も考えないようにして体の緊張状態をほぐしましょう。

昼寝でストレスを解消する

日中長時間寝てしまうのは厳禁ですが、短時間の昼寝は身体のストレス発散に良いとされています。パワーナップと言う15分から30分の睡眠方法は脳の疲労を取りストレス解消、パフォーマンス向上の効果があると世界でも取り入れられています。

生体リズムを整えることが大切

人間の体には自律神経を始めとして、朝に目が覚め、活動し、夜は眠くなるというリズムが備わっています。休みの日に寝だめをせずに、平日と同じリズムで起床就寝をする、寝る直前に食事をしない、朝は太陽の光を浴びるなど生体リズムを整えて、体本来の睡眠メカニズムで生活できるようにしましょう。

まとめ

心身共に健康に過ごすためには質の良い睡眠が欠かせません。睡眠不足は日中の作業効率を下げ、睡眠不足自体がストレッサーになってしまいます。生活習慣を見直し、意識して質の良い睡眠をとるようにしましょう。

日中に疲れを感じたときは短時間の昼寝を取ることで、ストレスだけでなく睡眠不足の解消につながります。昼寝カフェやネットカフェなどを利用して、上手な仮眠をとり睡眠不足を解消しストレスに強い身体を作っていきましょう。



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