迷えるビジネスパーソン向けた集中力を高める方法をお届け

仮眠のすすめ

集中して真面目に仕事に取り組みたいのに、「いつまで経っても仕事が終わらない」「つい仕事中に他のことを考えてしまう」「作業効率が悪い」。そんな悩みを抱えている方も少なくありません。集中力を高めて、効率よく仕事に取り組むにはどうすればいいのでしょうか。そこで集中力が続かなくなる要因と集中力を高めるためのノウハウを紹介します。

集中力とは

集中力を高める最初のステップとして、なぜ集中できないのか、その原因と集中するためには自分をどのような状態に持っていけばいいのかを把握しましょう。

人間は集中することに向いていない

「集中」とは多くの場合、意識しなければできません。それもそのはず、人は自然には集中できないようになっているのです。集中力のない状態が本来の人間の形といえます。その理由は「生きるため」です。集中力があると周りの状況に関係なく作業に没頭できますが、誰がいる、何をしている、どんな変化があったか、何も気づきません。これは生きる上ではとても危険な状態とも言えるでしょう。生命維持と子孫繁栄の観点からも自分や家族に迫る危険にいち早く気づけるよう、人はあえて集中しにくい脳構造になっているのです。

集中とは「余計なことをしない」こと

「集中」という言葉の意味は、「ひとつのものに注ぎ集めること」です。つまり作業をする上での集中とは、1つの作業に没頭すること。その間は行動・考えどちらにおいても余計なものが入り込みません。例えば仕事中のシーンだと、書類作成中に別件のメール返信や資料収集について思い出し、そちらの作業を始めてしまうなら、当初の作業内容だった書類作成に集中できていないと言えるでしょう。いわゆるマルチタスクで作業を行なうとメインでするべきことから逸れていってしまいます。

集中力が続かない理由

意識して1つのことに没頭しようとしても、集中力が維持できず余計なことにばかり目が向いてしまうことがあるかもしれません。その要因にはこのようなものがあります。

環境に問題がある

騒がしい場所や周りから話しかけられる環境だと、集中していても外部からの刺激で意識が散乱してしまいます。人の出入りが激しいオフィスやリモートワークで家族がいるなど仕事場の環境は集中力に大きく影響を与えます。

ストレスや疲労が溜まっている

多忙なスケジュール、大事なプロジェクトを担当している、残業が続いているなどの理由で疲れやストレスが溜まっていると、脳の機能も鈍ってきます。集中した状態を維持するにはエネルギーがいるため、心身共に疲れていると集中力が続かず、すぐに切れてしまうでしょう。

他のことを考えてしまう

心配事や気にかかっていることがあると、作業中でもつい頭の隅でそのことについて考えてしまうかもしれません。そうすると何か関連したものを目にしただけで、別のことについて考え始めてしまい、集中力が途切れてしまいます。

集中力を高める方法

集中力を高めるには、集中力を維持しやすい頭の状態にすることが大切です。これまで考えてきた集中力を妨げる原因を踏まえて、どうすれば集中力を高められるかみてみましょう。

時間を区切ってこまめに休憩をとる

集中力の持続時間の限界は90分、高い集中力を発揮するのは15分と言われています。そこで90分という大きな作業枠の中で15分ごとに少しの休憩を挟むと集中力を保ちやすくなります。ここで大切なのは、あまりに長い休憩にしないことです。少し席を立って歩く、ストレッチをする、飲み物を飲むといった別の動きをすることで簡易的な休憩を取りましょう。緊張状態をほぐし、その後の作業もまた集中して再開することができます。

シングルタスクで取り組む

複数のことを同時に行なおうとすると、注意が散漫になってしまい集中力を高めることが妨げられるでしょう。1つのことを集中して行ない、終わってから次の作業に移る、というシングルタスクで作業を行なうことが大切です。事前にタスクの優先順位を決め、段取りを組むと今やるべきことがはっきり分かるようになります。1つずつ集中して作業に取り組むようにしましょう。

リラックスする

リラックスは集中するための大切なエッセンス。その理由が究極の集中状態である「フロー」もしくは「ゾーン」です。人間の脳はフロー状態になると、その間は余計なものが一切入ってこなくなり、無意識的に1つのことだけに没頭できます。よく世界レベルのアスリートが試合に集中したときに起きるもので、「ゾーンに入った」、「無我の境地」とも表現される状態です。これは強い緊張状態から一気に脳をリラックスさせることで、生じると言われています。

現代社会では目の前の作業を終わらせなければいけないという緊張状態はいつでもあるでしょう。そこで自分をリラックスさせるなら、頭をフロー状態へと近づけることができます。リラックスさせるためによく行われるのは「呼吸法」です。ゆっくり深呼吸すると「セロトニン」という気持ちを落ち着かせる脳内物質が分泌されてリラックス状態を作りやすくなります。他にも好みのエッセンシャルオイルやリラックス効果のあるアロマを活用するなど、自分にとってリラックスできるものを選びましょう。

まとめ

作業時間の取り方、メリハリのつけたスケジュールや休憩方法などを意識するなら集中力を高めることができます。しかし集中力を妨げる要因の中には、職場環境や置かれている仕事の状況など意識の問題ではないものもあるでしょう。その際はできるだけ集中できる環境を作り上げ、そこに身を置くようにすることが大切です。リラックスした休憩時間が取れない環境なら、昼寝カフェや睡眠カフェ、ネットカフェを活用できるかもしれません。何も考えずに一人だけで頭と体を休ませる時間を取れるため、効率的な休憩を取り、集中力を取り戻す助けになるでしょう。



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